昼の部

春風亭 一花   手紙無筆
入船亭 遊京   堀の内
寿二つ目昇進
三遊亭 歌実   紙入れ
柳家 喬太郎   家見舞
ホームラン    漫才
春風亭 一之輔  蝦蟇の油
橘家 文蔵    笠碁
お仲入り
入船亭 扇里   持参金
柳家 さん喬   浮世床・夢
翁家社中     太神楽
入船亭 扇辰   麻のれん


春風亭 一花   手紙無筆
初めて聴く前座さん。上手いものです。

入船亭 遊京   堀の内
中国旅行のマクラ。この前聞いたのとは違った話題。同行した中国の人が方向音痴だったという話。あとはなんだか忘れてしまった。80日間も行ってたんじゃネタにできる出来事が他にもいっぱいあったんだろう。別の機会にまた聴きたいものです。
噺は「堀之内」。遊京さんは自分で工夫しているのか元からそういう形で教わっているのか、途中ドキッとするところがある。線路を帯に間違えるところとか、お参りに行く途中で自分がどこに行くのか忘れてしまうのとか。セリフだけだったら他の人も一緒なんだけどなんか独特で自分の好みに合ってる。

寿二つ目昇進
三遊亭 歌実   紙入れ
初めて聴く人。二つ目昇進。まだ少年のような人懐っこい笑顔の人だ。素人時代は寄席に一回も来たことがなかったそう。マクラの話口調が師匠の歌之介さんにそっくりだったから師匠のことが好きで寄席に行くまでもなく入門したのかな、同郷だし。
二つ目なり立てで「紙入れ」ってけっこうチャレンジャーだと思う。若い人はどんどんチャレンジしてほしいものです。

柳家 喬太郎   家見舞
それにしても今席は豪華な顔付けだな。しかも池袋は客席と高座が近くてやっぱりいい。

ホームラン    漫才
腹筋を鍛える器具ワンダーコアスマートを通販で買うもその後どんどん安くなっているのを見つけてしまう話。実話なんでしょうねえ。面白かったな。

春風亭 一之輔  蝦蟇の油
出だしは一見やる気なさそうなのにもかかわらず噺に入ればさすがの実力。今日一番面白かった。

橘家 文蔵    笠碁
長雨の場面があるから梅雨のこの時期に相応しい噺なんだ。お年寄り同士が意地をはり合って、でも仲直りしたくて仕様がない様子がおかしい。

柳家 さん喬   浮世床・夢
とりの扇辰さんのためにネタがつかないように漫談にしようかなって感じのことをおっしゃる。結局ちゃんとネタやってくれたけど、そうか漫談の人って別に手を抜いているわけじゃなくて、そういう気遣いの時もあるんだ。

翁家社中     太神楽
小楽さんと和助さん。土瓶あり。

入船亭 扇辰   麻のれん
テレビで言ってはいけない言葉、いわゆる放送禁止用語は実際には放送自粛用語なのだそう。言うとクレームがすごいから自粛しているとか。この噺もテレビじゃできないと言って「麻のれん」へ。盲人の噺もタブーってことなんだな。
そういうテレビで流せない古典落語の「差別的」とされる言葉って今後どうなっていくのだろう。当分は寄席の世界では変わらず使い続けられるだろうけど、何かと息苦しい世の中だから先のことはわからないな。






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# by espiegle8poseidon | 2017-06-23 23:38 | 落語
ティムール―草原とオアシスの覇者 (世界史リブレット人) 久保一之  山川出版社 

内容(「BOOK」データベースより)
中央アジアが生んだ稀代の英雄ティムールは、「草原とオアシスの世界」に強大な帝国を築き、中央アジアと西アジアに新たな時代をもたらしたばかりか、はるか中国や西ヨーロッパ諸国とも交渉をもった。史上における存在感は鮮烈であり、後代に及ぼした影響は、はかり知れない。本書はティムールの生涯や事蹟を追うことに終始せず、彼が「モンゴル」の面影を色濃く残しながらも新時代のすぐれた指導者であったことを説明している。  

生没年は1336年 - 1405年
以前読んだバーブルの先祖でティムール朝創始者のティムール。

個人的メモ





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# by espiegle8poseidon | 2017-06-16 21:14 | 書評 | Comments(0)

王翰「涼州詞」

葡萄美酒夜光杯
欲飲琵琶馬上催
酔臥沙場君莫笑
古来征戦幾人回

葡萄の美酒夜光の杯
飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す
酔うて沙上に臥すも君笑うことなかれ
古来征戦幾人か回る



今さらここで紹介するまでもないほど有名な詩。
今回敢えて載せるのは自分の中で新たな発見があったから。

それは「沙上」に戦場という意味があること(高校時代にちゃんと漢詩を勉強した人にしてみれば何を今さらって感じですが)。
戦場で酔って横になっていたらそりゃ笑われる。だが酒の力を借りなければ戦場に赴けない兵士の気持ちを考えるととても切ないのだ。古来戦場から生きて還ってきた兵士は少ないのだから。


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# by espiegle8poseidon | 2017-06-15 22:32 | 漢詩 | Comments(0)
鄭成功―南海を支配した一族 (世界史リブレット人) 奈良修一 山川出版社

内容(「BOOK」データベースより)
17世紀は、世界的に海外貿易がさかんになった時代である。ヨーロッパでは大航海時代のスペイン・ポルトガルに代わりイギリス・オランダが勢力を伸ばしてきた。東アジアにおいても日本や明の商人が活躍した。なかでも鄭芝龍・鄭成功父子は最大の勢力を誇り、この地域の貿易をリードした。とくに息子の鄭成功は、最後まで明朝に忠義をつくし、オランダ東インド会社を台湾から追い出したことで有名である。彼の死後、息子鄭経も父の意志を引き継ぎ、清朝に対して矛をおさめず、さらに台湾の開発に寄与した。本書は、この鄭氏一族の歴史を概観したものである。


生没年は1624年 - 1662年
以下は自分なりの要約。



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# by espiegle8poseidon | 2017-06-12 20:52 | 書評 | Comments(0)
昼の部

柳家 緑助     つる
古今亭 駒次    ガールトーク
寿二つ目昇進
林家 あんこ    狸札 ゴジラかっぽれ
ロケット団     漫才
古今亭 菊太楼   親子酒
入船亭 扇好    そば清
翁家社中      太神楽
橘家 蔵之助    饅頭怖い
古今亭 志ん弥   岸柳島
江戸家 子猫    ものまね
五街道 雲助    辰巳の辻占
お仲入り
古今亭 菊千代   権助魚
林家 正雀     持参金
アサダ二世     奇術
古今亭 菊志ん   火焔太鼓



柳家 緑助     つる
聞くの二年ぶりの前座さん。頑張れ。

古今亭 駒次    ガールトーク
前半は駒次さんが訪問先で本当にもらったという生徒の作文。後半の噺は噂話だけで北朝鮮の工作員は登場しなかった。

寿二つ目昇進
林家 あんこ    狸札 ゴジラかっぽれ
「ゴジラかっぽれ」なるものがあることは知っていたけど、初めて見ると想像していたより被り物のクオリティーが高くてびっくりした。ゴジラがおどるかっぽれは圧巻。

古今亭 菊太楼   親子酒
二日酔いでも誘いを断れずに飲みに行って、やめとこうと思っても結局また飲んでしまうまくら。

入船亭 扇好    そば清
清兵衛さんが長野で大蛇が草を飲んで消化を良くするのを見た時点で、実は人を溶かすものって説明してしまうパターンを聞くのは初かな。この方がすっきりしてる気がする。

翁家社中      太神楽
小楽さんと小花さん。小花さん見るのすごい久々。

江戸家 子猫    ものまね
子猫さんのテナガザルの鳴き声が秀逸。他にも鳴き声の知らない動物の鳴き声を知れて勉強になる。

五街道 雲助    辰巳の辻占
初めて聴く噺。だって、娑婆で会ったきりじゃないの。

古今亭 菊千代   権助魚
初めて聴く人。東京の女性落語家の先駆者。

林家 正雀     持参金
女性の容貌をワザと悪く言ってて実際はそんなに悪くないんだ。

古今亭 菊志ん   火焔太鼓
おかみさんが「死ねばいいのにー」って連発するのが個人的には甚兵衛さんが尻にひかれているのを通り越して、おかみさんの性格に嫌な冷たさを感じてしまう。ただ全体としては面白かった。





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# by espiegle8poseidon | 2017-06-09 21:10 | 落語 | Comments(0)
『ウルバヌス2世と十字軍―教会と平和と聖戦と (世界史リブレット人) 』池谷文夫 山川出版社

内容紹介(「BOOK」データベースより)
改革教皇権がめざす「この世のあるべき秩序」の樹立は、教皇・カトリック教会が主導権を握る闘いとなった。分裂し権力闘争に揺らぐ西ヨーロッパ世界において、叙任権闘争の一方で推奨されたのが「平和」の確立であり、成長期を迎えた社会と人々のエネルギーの放出先を、スペイン・南イタリアでの失地回復を踏まえて東方世界とする企てが「十字軍」を生んだ。一連の過程の主導者教皇ウルバヌス2世の動向と、生起した第1回十字軍の推移をみよう。

生没年は1042年 - 1099年

個人的メモ



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# by espiegle8poseidon | 2017-06-08 22:06 | 書評 | Comments(0)
『バーブル―ムガル帝国の創設者 (世界史リブレット人) 』間野英二 山川出版社

内容紹介(「BOOK」データベースより)
インドにムガル帝国を創設したバーブルは、その故国ウズベキスタンで、日本における織田信長にも匹敵する人気を誇る。バーブルの人気の秘密、バーブルの回想録『バーブル・ナーマ』の面白さ、バーブルの時代の特質、バーブルが生まれ育った「シルクロード」の実像。

生没年は1483年 - 1530年
日本で言えば戦国時代の初期くらいかな。
名前も聞いたことのない人物で、ムガル帝国の創始者と聞けば「へーそうなんだ」と思う程度の認識。本の中に出てくる人名地名の固有名詞も馴染みのないものが多くて事実関係を追っていくのは大変だった。だが『バーブル・ナーガ』の紹介に関してはバーブルの感情が素直に表現されていて、とても興味深かった。
以下は自分なりの要約。



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# by espiegle8poseidon | 2017-06-03 21:36 | 書評 | Comments(0)
開場11:00  11:30~ 木戸500円

立川笑二   持参金
入船亭遊京  中国漫遊記
柳家小はぜ  猫の皿



立川笑二   持参金
八五郎が他人の子を身ごもっている新しい奥さんのことを(20両が必要だったにせよ)受け入れて、一緒に雨乞いの踊りを踊ったりする様子が江戸っ子というより南国の人っぽいおおらかさを感じさせてくれる。笑二さんならではかな。

入船亭遊京  中国漫遊記
80日間中国を旅してきた遊京さん。その旅の話を色々聴けた。一番面白かったのはタクシーでの話かな。中国ではタクシーに乗る際、客は助手席に座って運転手とずっと話すのが普通らしい。遊京さんは運転手に何となく日本人だとは知られたくない。でも中国語は流暢に話せない。だから相づち(中国語では「ドゥーイ」という)だけで色々バリエーションを付けて対応したって話。やりとりが落語っぽくて面白かった。

柳家小はぜ  猫の皿
マクラで蜀山人の狂歌についてのエピソードを語る感じがベテランの風格があった。
「猫の皿」は小高い丘の上にある茶店の様子が気持ちよさそうでよきかな。


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# by espiegle8poseidon | 2017-06-02 22:04 | 落語 | Comments(0)


『カール大帝―ヨーロッパの父(世界史リブレット人)』佐藤彰一 山川出版社


内容紹介(「BOOK」データベースより)

西ヨーロッパの古代から中世への歴史的転換にあたって、カール大帝が政治や文化や経済にはたした寄与は極めて大きなものがあった。それはこの傑出した王の個人的資質もさることながら、彼が活躍した時代相との幸運な巡り合わせというものもあった。本書ではこれを、西暦一千年紀後半に世界システムが実在したとする最新の仮説を軸とした文脈の中で考察した。



山川出版社の「世界史リブレット人」シリーズは一冊が100ページ弱で薄くて読みやすいのでこの際、他の人についても読んでみようと思った。2冊目に選んだのは「カール大帝」。名前は何となく聞いたことあるけど何をした人なのかは全然わからない。

生没年は742年 - 814年。

以下は自分なりの要約


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# by espiegle8poseidon | 2017-05-30 22:42 | 書評 | Comments(0)
すべて慶安太平記
玉川奈々福  牧野弥右衛門の駒せめ (曲師: 沢村美舟)
木村勝千代  箱根山 (沢村豊子)
仲入り
木村勝千代  焼討ち (沢村美舟)
玉川奈々福  善達三島宿 (沢村豊子)



「木村といえば、あんパンか、いやいや、木村といやぁ慶安太平記」というくらい慶安太平記は木村派の十八番らしい。勝千代さんの師匠が木村松太郎という方でその師匠が木村重松というお方。この人が慶安太平記で有名らしい。ちなみにそのまた師匠が浪曲中興の祖と呼ばれる桃中軒雲右衛門。すごい系図だ。
奈々福さんは木村派ではないものの国友忠という木村派の先生に教わったという。

現在木村派は勝千代さんお一人らしい。だから慶安太平記をまとめて聴く珍しい機会。

二人とも初めて聴く人だった。奈々福さんはよく評判を聴くだけあって、わかりやすくて笑いがあって面白く聴けた。
慶安太平記の浪曲ってこれだけだともったいないから勝千代さんにはぜひ他の話を復活させてほしい。

曲師もまだ入門間もない美舟さんの初々しい感じが見れてよかった。豊子師匠は言わずもがなの素晴らしさ。


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# by espiegle8poseidon | 2017-05-28 22:11 | 浪曲 | Comments(0)

自分が聴いた落語の感想など


by espiegle8poseidon